神経可塑性
私たちの人生は、多くの体験を通して形作られます。そして、私たちの脳はその体験を蓄積し、未来の行動や選択に影響を与える神経回路を作り出します。このプロセスは「神経可塑性」(Neuroplasticity)と呼ばれ、脳が新しい体験を学び、それに適応する能力を指します。今回は、この脳の特性を理解し活用して、創造的エネルギーを流し続けることについてお伝えします。
私の相棒氏は、まだ10歳にも満たない頃に「人生はどれだけ多くのことを体験するかによって決まる」と悟りました。私から見て、彼は悩まないように見えることが多いのですが、実際には彼も悩むことはあります。しかし、彼が他の人と違うのは、悩んだ後、次の行動に移るまでの時間が非常に短いこと、上手くいかなかった時の反応が違うことです。私はこれを、彼が多くの体験を積み重ねることで、脳に蓄積されたデータ量が豊富だからだと考えています。
脳は過去に体験したデータを基に、次の行動や選択を導き出します。だからこそ、迷ったときは、まず行動してみる方が良いのです。たとえその結果が失敗に終わったとしても、脳にとってはそれは貴重な情報であり、成功の糧となるのです。失敗に終わることを恐れすぎる必要はありません。重要なのは、新しい情報をインプットし続けることです。
何事もやってみるしかない!
スーザン・ジェファーズの著書「とにかくやってみよう」(原題「Feel the fear…and do it anyway」)の通り、選択肢は一択でやってみるしかないのです。ここで恐れを感じることは自然なことですが、その恐れを乗り越えられないままでも行動することが、私たちを次のステージへと導く鍵となります。
私のセッションでは「怖い」と感じるとき、それは私たちのコンシャスネス(意識)が「新しい情報をインプットする必要がある」と知らせてくれている合図と受け止め、それを行動に移すことで、脳の神経回路を鍛えるというアプローチを取っています。恐れは成長のチャンスであり、それをあなたなりに克服することで、あなたの創造的エネルギーはますます強く、豊かに流れ出していきます。クライアントさんには、私とのセッションをバネに、自分でもどんどんクリエイトしていけるようになっていってほしいと願っています。
恐れを感じながらも、一歩踏み出すこと。その先にある無限の可能性を、一緒に見つけていきましょう!
私個人の「怖いままとにかくやってみた」話、とてもユニークな相棒氏のエピソードは、はてブロに書きました。