人生は、時々立ち止まるようにできている。 — サターンリターンという節目

人生は、時々立ち止まるようにできている。 — サターンリターンという節目

4〜6分

土星は、約30年かけて一周する。

占星術では、土星は約29〜30年かけて元の位置へ戻ります。
これを**サターンリターン(土星回帰)**と呼びます。

最初のサターンリターンは、多くの人が30歳前後で経験すると言われています。
「30歳って、こんなもんなんや…。」

子どもの頃に思い描いていた30歳と、
目の前にいる自分との間に、
思いがけないギャップを感じる人も少なくありません。

焦り。
恐れ。
迷い。

そんな感情も重なりながら、
人生で初めて、本格的な「見直し」のタイミングが訪れます。

だからでしょうか?土星は「土星先生」とも言われます。
私は、この呼び方が好きです。

未来へと導いてくれるからではありません。
「ここで一度、立ち止まって考えてみよう。」
そう促してくれる存在のように感じるからです。

その先30年をどう生きるか。

30歳までの30年間は、変化の連続です。

赤ちゃんだった頃。
子ども。
思春期。
学生。
社会人。

毎年のように、
環境も、
役割も、
価値観も変わります。

でも、そこから先の30年も、変化の連続でしょうが、
それはきっと、それまでの30年のそれとは少し違います。

それまでの30年が、生まれた時代や環境により作られてきたとすれば、
そこからの30年は、自分が時代や環境に影響を与えていく30年なのかもしれません。

だから私は、サターンリターンを、
「この先30年をどう生きるかを見直すタイミング」
と捉える考え方が好きです。

内省のポイント

ここで見直すのは、
会社を辞めるかどうかではないのかもしれません。
結婚するかどうかでもないのかもしれません。

もっと手前にある、
「私は、何を基準に生きてきたんだろう。」
という問いです。

あなたの価値観を育んできたものは何でしょう。
あなたの「当たり前」は、どこで培ったのでしょう。

その中から、次の30年に持っていくもの。
ここで置いていくもの。
新たに携えていくもの。
それらを、静かに見直す時間なのかもしれません。

コンパスを持ち直す

サターンリターンは、人生をやり直すタイミングではありません。
次の30年を、自分で選び直すために、自分のコンパスを持ち直すタイミング。
私は、そんなふうに考えています。

もし、この節目があなたにも訪れているなら。

**『The Compass — 現在地を観察する16の座標』**は、
「ああ、今はこの座標を運行中なんだ。」
そう現在地を確かめ、次の問いを見つけるための一冊です。

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Kaeko

大人になってからのほとんどを、私は文化と文化の間で生きてきました。

人と人。

人と組織。

異なる価値観。

異なる世界。

私の仕事は、いつもその間に立つことでした。

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