海でしか学べないこと
ここまで、このシリーズでは、
現在地を確認すること。
燃料を整えること。
再調整すること。
そして、海には海の事情があることについて書いてきました。
今日は、その続きを書こうと思います。
怖さは、止まれのサインとは限らない
出航が近づくと、怖くなることがあります。
私は、そのこと自体は自然だと思っています。
むしろ、「いよいよ海に出るんだ」
という身体からのサインなのかもしれません。
だから、怖さをなくしてから出航しよう、という話ではありません。
でも、怖さを無視して出航しよう、という話でもありません。
自分は何を恐れているのか。
何に不安を感じているのか。
何を失いたくないと思っているのか。
それを見ておくことも、大切な出航準備の一つです。
行かなければ集まらないデータがある
それでも最後は、行ってみなければわからない。
私は、それもまた事実だと思っています。
子どもの頃、友達がスーパーマリオをしているのを見ていて思っていました。
次のステージへ進むには、ただゴールすればいいわけではありません。
コインを集めたり、
ブロックを叩いたり、
隠しアイテムを見つけたり。
一見すると遠回りに見えることも、そのステージでしか手に入らない情報があります。
人生も少し似ています。
成功でも失敗でもなく、情報
私たちはつい、成功か失敗かで考えてしまいます。
でも私は、そのどちらも、データだと思っています。
そのデータは、知識だけではありません。
運転ができるようになった。
一人で旅ができるようになった。
人前で話せるようになった。
断れるようになった。
「あ、私はこういう場面で焦るんだ。」と気づいた。
「あの違和感は間違っていなかった。」とわかった。
そんな身体に残る情報も、すべて次の航海のためのデータです。
準備できるものを整える
だから私は、
失敗を勧めたいわけではありません。
無茶を勧めたいわけでもありません。
でも、海に出なければ集まらないデータがあります。
そして、そのデータが、次にどこへ向かうかを教えてくれます。
だから私は、「失敗しない方法」よりも、再調整できる力を育てたいと思っています。
海を理解してから出航することはできません。
でも、今の自分をできるだけ正確に知ることはできます。
そして、その先は海で学ぶ。
私は、それが航海というものなのだと思っています。











